このコーナーでは、ウキのボディにラインを入れる帯入れについて、解説します。
帯入れには、@筆を使った塗りとAエアブラシを使った塗りの2通りの方法があります。
エアブラシは大へん高価なものですので、購入するには、やはりある程度の勇気が必要です。
従って、エアブラシを購入するまでは、ウキの装飾は、筆による帯入れが主流になるのではないでしょうか。
1)マスキング
ボディと足の境目に6mm幅のマスキングテープを巻きます。
@しっかりと密着させること、Aボディとトップの境目はテープがまっすぐ重なるように巻きます。
自作工具である寸法台を使って、帯の幅を決め、シャープペンシルで軽く印を入れます。今回は10mmとしました。
2mm幅のマスキングテープを巻きます。このマスキングテープはタミヤ製の6mm幅のものとは異なり、ビニール製ですので、収縮がききます。従って、曲面でも伸縮して密着します。
帯入れの仕上がりの成否は、このマスキングの密着度合いで決まるといっても過言ではありません。
巻き終わったら、つめでしっかり密着させることが重要です。
マスキングテープを巻いた物です。
2)筆による塗り
自作工具である塗装用回転機を使って、筆を使ってポスタカラーを帯の幅に塗ります。
水性アクリル系塗料「GOUACHE(ガッシュ)」は水性塗料であることから、完全に乾燥すれば、エンジンウレタンを塗っても色流れをおこしません。
また、色数も豊富にあることから、エアブラシを購入できない場合のウキの装飾塗料としては、最も適していると考えます。
3)エアブラシによる塗り
ぼかし塗りと同じ要領で、エアブラシを用いて、帯を塗ります。詳細は、ぼかし塗りの項を参照して下さい。
もし、マスキングしていない部分に塗料が吹き付けられた場合には、ティシュもしくは綿棒にシンナーを含ませて、拭き取って下さい。
4)帯入れの完成
上が、エアブラシを使った帯入れの完成品です。
下のぼかし塗りと比較すると、同じ色を使用しながら、ブラックでグラデーションをかけることにより、随分と色相が変わることがわかると思います。
以上
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